苗作り~種まきから芽が出るまで~

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苗作り~種まきから芽が出るまで~

2016年12月20日 UP

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ハーブを育てる方法には
大きく分けて2パターンあります。
種を播いて自分で苗を作る方法と、
園芸店などで苗を買って育てる方法です。

苗づくりに自信がなくて、
ものすごく心配な方は、後者をおすすめしますが、
種から育ててみようかなと少しでも思った方は
挑戦されてみてはいかがでしょうか。
バジルなどのキッチンハーブは、
間引いた双葉くらいの小さな葉っぱも
サラダなどに利用できます。
小さな葉っぱでも香りを楽しむことができますよ。

種から育てる方法も2パターンあります。
容器に種を播いて苗を育て、苗を花壇や畑、鉢に定植する方法と、
花壇や畑、鉢に直播きし、そのまま育てる方法です。

一般的に細かい種子のものは
直播きよりも移植栽培向き。
なるべく長い期間ハーブを楽しみたい方にも、
室内で苗を育て、外が暖かくなった頃に
苗を定植する方法がおすすめです。

一方、苗の管理が面倒という方や
ハーブの中には、ディルやフェンネルのような直根性のものは
移植を嫌うものがありますので、
そのような場合は、
直播きすることをおすすめします。

今回は、定植を前提とした播種から発芽までのポイントをご紹介します。
直播きの方法については、2つ先の回で取り上げますね。

◆種を播く土について
まき土は、水はけがよく、
肥料成分、病気や害虫、雑草の種子が混ざっていない
清潔な土が好ましいです。
手軽に手に入るものとしては、
ピートバンやジフィーセブンなど
市販のキットがおすすめです。
(暖かくなってから畑や花壇、鉢に定植する前に
育苗用のポリポットに移植が必要です)

種まき用の培土も販売されています。

自分でまき土をブレンドする場合は、
無機質の土(パーライト、小粒赤玉土など)、
有機質の土(腐葉土、パーライトなど)を
2:1くらいの割合で混ぜ合わせたものを
用意しましょう。
ビニル袋に全ての土を入れて、
空気を入れて膨らませた状態で振るとよく混ざります。

水分量は、土を握った時にぐっとまとまるような
弾力が感じられる程度を目安に調整しましょう。
畑や花壇、鉢に定植する前に
移植が面倒な場合は、
ある程度大きめの穴のセルトレイやポリポットを用意すると
播種から定植までそのまま管理することができます。

◆種まきのタイミングについて
種類によって、発芽適温が異なりますが、
種子袋を見ていただければ、
大抵のものには適温が書いてありますので
そちらを参考にしましょう。
書いてないものにあたってしまった場合は、
温帯が原産のハーブは15~25℃、
熱帯が原産のハーブは20~30℃くらいです。
ここから外れた温度域で発芽させようとすると、
発芽する前に種が腐ってしまうので、
気をつけてくださいね。

北海道では地域にもよりますが、
5月下旬から6月くらいが定植に適した時期です。
育苗には、60から90日かかりますので、
定植時期から逆算すると、
播種は3月中旬から4月上旬が適当です。

発芽させる環境、育苗する環境を考慮してみてください。

◆種のまき方について
ピートバンなどの平らな播き床に種をまく場合は、
浅い溝をつけて条(すじ)まきをしたり、
全面に平均にばらばらに播く方法がおすすめです。
その他、一定間隔に数粒播く方法もあります。
1箇所に種がかたまらないようにしましょう。

セルトレイやポリポットに播く場合は、
2~3粒播きましょう。

ハーブの種の中には、
指でつまめないようなとっても小さい種があります。
ハガキなどの厚めの紙をふたつ折りにし、
折り目に種をおいて、
ハガキを軽くたたいたり、
ピンセットを使って種を落としたりする方法がおすすめです。

種には、光発芽種子、暗発芽種子といって、
発芽するときに光が必要な種子、
暗いところでないと発芽しない種子があります。
種の袋をよく読んで播きましょう。

◆種まき後の管理
発芽するまでは絶対に乾かさないようにしましょう。
また、一度に大量のお水を播くと、種が動いてしまいますので、
水の粒が細かく、やさしく出る霧吹きやジョウロを使うと良いでしょう。
発芽するまでの日数は、
早いもので3~4日、
一般的には2週間くらいが目安です。
中には、数年後に発芽するものや、
同じ種類でも一斉に発芽しないものもありますので、
気長に待ってあげてください。

発芽したら、日光に当ててくださいね。


文 田所かおり

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