豆の生産者と雑穀卸売業のコンビ!「小島農場」×「株式会社丸勝」

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豆の生産者と雑穀卸売業のコンビ!「小島農場」×「株式会社丸勝」

2017年4月20日 UP

Brasserie coron×いいね!農styleコラボ企画
おいしくて楽しい生産者トーク&交流会「coron marche de saison(コロンマルシェデセゾン)」。4月のテーマは「豆」。今回は本別町で大豆や小豆、金時豆などを生産する「小島農場」の小島裕之さんと、帯広で豆の卸売業を営む「株式会社丸勝」の吉村透さんをお招きしました。
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今回の司会進行役も「いいね!農style」の伊藤新が担当。まずはお二人から自己紹介をしてもらいました。

トップバッターは小島さん。「そもそも本別町って十勝のドコ?ですよね(笑)。場所はワインで有名な池田町と、松山千春さんの出身地である足寄町に隣接しています。小島農場で作っているのは大豆や小豆、金時豆、あとは小麦や大根を少々。広さは61haで札幌ドームのおよそ12倍の面積です」

続いて豆類の栽培に話題が移ります。小島農場では前年のうちに耕起(畑をひっくり返す作業)し、5月下旬ごろにプランターという機械で肥料と種まきを同時に行うのだとか。一反(10m×100m)で約1万6000粒もまくというから途方もない数です。
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ココで「豆の花を見たことがある人はいますか?」と伊藤が質問。手を挙げたお客様は数える程度でした。小島さんは「豆は7月末~8月初頭に花を付けます。とてもキレイなのでぜひ畑を見てみてください。で、花を枯らした秋ごろに幅が5メートルほどの大きなコンバインで豆を刈り取って脱穀します」と教えてくれました。栽培の大まかな流れと大型機械を使った農業のダナミックさが伝わったところでトークをバトンタッチ。
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吉村さんはマイクを受け取ると突如会場の後方を指差し、「今日は昨年脱穀せずに取っておいた小豆を持ってきました。殻の中には豆が入っているので、帰りに割ってみてください」とアナウンス。思いがけない「脱穀体験」のチャンスにお客様が沸きました。
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「丸勝は帯広では老舗の雑穀卸売の会社。十勝の農家さんから豆を直接仕入れ、販売まで一貫して手がけています。買い付けでは脱穀時に付着するゴミやホコリを引いた重さで取り引きし、粒の色や張りなども目利きしています。さらに、豆に含まれる水分は15~16%がベストなので、水分量の見極めも大切なんです」

吉村さんの言葉に小島さんがすかさず「ただ、水分量が1%違うだけで買い取り価格が大きく変わるので、しょっちゅう押し問答しています」という冗談で笑いを誘いました。仕入れた豆は丸勝の工場で選別し、豆殻や石などをキレイに取り除いて安心・安全なクオリティに精製。品種によってはピカピカに磨きをかけて、販売しています。
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「当社では誰の作った豆がどのコンテナに入っているのかきちんと管理しています。なので、大手企業が小島さんの小豆を気に入り、あんまんを一緒に開発するというセッションも実際にありました」と吉村さん。「自分の豆がどう消費者に届いているのか分かるのは生産者冥利に尽きます」。小島さんはうれしそうな表情で語ります。


ココでお待ちかねの料理が登場。おなじみ塚田宏幸シェフが、メニューのポイントを説明してくれました。
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この日のメニューは...
◎大豆のコルネ
◎若鶏と小豆の赤ワイン煮
◎色々豆のアメリケーヌソース
◎セロリのストラッチ
◎青のりと大豆のリュスティック
◎作りたてきな粉のブランマンジェ
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「小豆というとあんこをイメージしますが、僕は天の邪鬼なのでしょっぱく食べていただこうと鶏肉とともに赤ワイン煮に(笑)。小豆とワインに含まれるアントシアニンが互いに協調して旨みが引き立っています。本日のパンはリュスティック。大豆を柔らかく煮たものと青のりの意外なコンビを楽しんでください」

食事の際には「今日のメニューも素晴らしいですね」と塚田シェフに声をかけるお客様もいれば、中には料理を持った小島さんと吉村さんを撮影する方も。今回もすてきな交流タイムを過ごせたようでした。
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皆さんのお皿が空になり、ひと息ついたところでトークセッションが再開。吉村さんの小さなころはお祖母様がストーブの上で小豆を炊き続けていたなど豆が身近な存在だったとか。けれど、「今は食べ方が分からないと思われがち」とつぶやきます。

この課題を解決してくれたのが塚田シェフ。「和食では豆の皮を残して柔らかく炊くのがセオリー。けれど、そうじゃなくても良いと考えると気がラクになります。大豆でいえばたっぷりの水に浸けてから、仮に合計で60分煮る時間が必要な場合、続けて60分じゃなくても、20分+20分+20分と分けて煮ても大丈夫なんですよ」と手軽な調理法を伝えると、会場からは「へぇ~」「やってみよう」という声が聞こえてきました。
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トークの終盤には小島さんが「つたない説明を聞いてくださり、ありがとうございます。安心・安全をモットーにおいしい豆を作り続けますので、皆さんも『北海道産』のサポーターとして一緒に農業を盛り上げてくれるとうれしいです」と語り、大きな拍手に包まれました。

続いて吉村さんは「丸勝では豆をもっともっと食べて欲しく、豆ジャムや豆のお酢、豆ジュレといった新しい食べ方の提案にも力を入れています。ぜひ商品を手に取ってみてください...では、トークを聞いて豆を食べてみたくなったという方は?」と全員の手が挙がったところで、ニッコリ。
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お客様は当日限定のマルシェで丸勝の豆を使った商品を手に取ったり、小豆の脱穀を体験したり、満面の笑みで会場を後にしていました。
次回のテーマは「水耕栽培」。どんなお話が飛び出すのか、ご期待ください!
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