新規就農の選択肢について

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新規就農の選択肢について

2017年6月 5日 UP

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新規就農というとどんなイメージがありますか?

一般には、一定期間の研修の後に個人農家として独立をする「独立就農」のイメージが強いかもしれませんね。いいね!農styleでも自治体と一緒に「札幌のマチナカで気軽に就農相談会」を開催したり、新規就農を考えている方をサポートする活動を行っています。
ただ、「独立就農は」資金確保や土地探し、地域との馴染みなど、決して低くはないハードルがいくつかあり、時間や忍耐力、時には運も必要になります。ひとつの経営体を自分で立ち上げて運営してくのですから、それは新しい会社をひとつ立ち上げるのと同じように大変で、その分、成功した時には喜びも大きいのですが。

一方で、比較的少ないリスクで就農を実現する方法のひとつとして、「農業法人への就職」という方法があります。
もちろん個人農家で従業員を募集している場合もありますが、今回は「農業法人への就職」について考えてみましょう。

●そもそも農業法人って何ですか?
農業法人とは、会社組織によって農業を営む経営体です。
古くから、農業は「家族」で営み、親から子へと受け継がれていくものでしたが、その経営基盤を「家族」から「企業」へ変換し、農業経営の安定と発展を目指している会社組織のことです。

労働時間をしっかりと管理したり、社員の福利厚生を整えたり、ひとつの企業になることで、職場環境の改善が確実に行われてきてます。
また、取材を通じて一番驚いたのは、自分の子どもが会社の中に居たとしても、会社を存続してけるだけの能力がない場合は、別の優秀な人材に会社を託すと明言している社長が多かったことです。
農業法人はひとつの企業ですが、地方に行くほど、地域の大切なコミュニティを担っていたり、地域の雇用を生み出す存在だったり、その地域にとって欠かせない大切な存在になっているケースが多く、そのことをしっかりと認識しながら経営をしています。

●農業法人へ就職することのメリットは?
何と言ってもひとつめは、すぐに農業を始められる(農業者になれる)ことです。

2つ目は、毎月安定したお給料がもらえることです。
資金がなくても農業を始められる、そしてちゃんと働いていたら毎月安定したお給料をもらえます。
自分が負債を抱えるなんてリスクも一切ありません。

3つ目は、就業規則や職場環境、待遇面などが整備されていることです。
例えば、地方の農業法人へ就職する場合、移住が伴うことが多いのですが、住居を紹介してもらえたり中には社宅が完備されていたり、といった生活面へのサポートを手厚くしている法人も増えています。

4つ目は、将来の可能性が多彩であることです。
年々農家の数が減っていることからもわかるように、担い手不足は農業界の大きな課題です。
それは会社組織にしても同じことで、しっかり真面目に務めていたら、そんなに遠くない将来に会社の幹部に抜擢される可能性も十分にあります。
また、将来独立を希望するスタッフに対して、独立サポートを行ってくれる法人も沢山あります。

さらに、農業法人に就職する際に、研修生として入ることも可能です。
独立就農をする場合、市町村ごとに定められた研修期間を終了することで、その地域で認定農業者になるための権利を得られるのが一般的です。その権利を得られる研修生として就職をすることも可能ですので、将来独立を希望される方は、予め就職先の法人に相談をしてみてください。

※研修はその期間に地域と馴染みまわりからの信頼を得ることも目的のひとつであるため、農業経験があったり他地域での研修を終了していても、場所が変わると再度研修からというケースもありますので、詳しくは、農業法人の担当者や市町村の相談窓口にご相談ください。

(文 いいね!農style 伊藤 新)


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ジョブキタ 北海道の大地で働く 農業・酪農編

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 農業法人で働く「株式会社 風のがっこう」の記事を掲載中!
http://kurashigoto.hokkaido.jp/life/20170605060000.php

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